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ブレずに夢へと一直線。仲間とともに成長できる環境で若手バス運転士のロールモデルに【採用者インタビュー】

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札幌観光バス株式会社
運輸部運行課 運転士
2023年6月入社

善方 裕也
YUYA ZENPO

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北海道北斗市出身。幼少期から大型車が好きで、特にトラックやバスの光沢のあるボディーと窓、ホイールに惹かれていた。中学生の頃からバス運転士に憧れ、専門学校卒業後は道内のバス会社に就職。社内業務を経験するも「やはり運転士を目指したい」と、免許取得支援制度のあった札幌観光バスに転職。念願のバス運転士に。

※所属部署・本記事記載内容は2024年3月時点のものです

バスが大好き。8年間抱きつづけた運転士の夢を現実に

勉強中の若手運転士

バス運転士を目指すきっかけは、中学校の修学旅行です。東北3県を巡るコースだったのですが、その時乗ったバスでの体験は、今でも鮮明に覚えています。バス1台通るのがギリギリなほど狭い住宅街を縫うように走り、12mの車体を軽々と扱っていた運転士が本当にカッコよくて。そこから将来の夢は、バス運転士一本。両親からは自動車ディーラーになるよう勧められましたが、気持ちは揺るぎませんでした。

幸いなことに新卒でバス会社に就職することができ、車両整備や予約受付、運行業務など幅広く経験できましたが、あくまで希望はバス運転士。少しでも早く夢を叶えたいと退職に至りました。

教官から指導を受ける若手運転士

転職活動は観光バス会社に絞って取り組みました。観光バスは車体が大きく、さまざまな観光地に行けるところが魅力的。いくつかある観光バス会社の中でも、免許取得支援制度がある札幌観光バスは、当時普通免許しか持っていなかった自分にぴったりでした。入社後に会社負担で大型二種免許を取得できるのは、時間的にも費用面でも求職者にとって有難い制度だと思います。

「バスが大好き」という想いが通じたのか、念願かなって札幌観光バスに入社。入社後は、社内制度を利用して自動車学校の技能教習へ通わせてもらい、学科教習は受けずに自習で取り組みました。大型二種免許を取得するまでは、自動車学校が優先。教習のない日は、会社に来て仕事を教えてもらうという勤務スタイルでした。
約1カ月で学科試験・技能試験ともに合格し、大型二種免許を取得。技能試験では、教習時に使用していた車輛との違いに苦戦しましたが、無事に試験で一発合格できたことはとても嬉しかったです。

その後は2カ月ほど、社内で研修がありました。教官指導のもと、スムーズなシフトチェンジやブレーキングなど、お客様を車酔いさせない運転技術の基礎を身につけるため、さまざまな場面を想定して練習を重ねました。運転練習に加えて、先輩の運転操作を見学するなど、丁寧な指導、手厚い教育体制に安心したことを覚えています。


人事コメント-札幌観光バスの転職支援制度について


実車デビューは忘れられない一日に

アナウンスをする若手運転士

初めての乗務は2023年10月。新千歳空港から登別までを結ぶ空港シャトル便を中型バスで担当しました。この日は教官も先輩運転士も乗らない、完全一人運行。事務所の皆さんが「行ってらっしゃい」と盛大に見送ってくれました。僕は会社を出る時から、足の震えが止まらなくて。ひとりでガクガク緊張していました。

空港までの道のりは回送で向かうのですが、頭の中で今までの指導内容がグルグル回って。「ああ、大きく回りすぎた」「中型だからこんなに頭は振らなくていいよな」とか、一人でぶつぶつ言いながら運転していたと思います(笑)。でも、空港に着いてお客様を乗せてからは緊張が解け、平常心で運転することができました。初めての車内挨拶も、噛まずに落ち着いてアナウンスできましたよ。

ハンドルを握る若手運転士

初乗務を終えた感想は「楽しかった」のひと言に尽きます。お客様から「ありがとう」「頑張ってね」と、温かい言葉をいただいたことが何より嬉しく思いました。


人事コメント-バス運転士の研修プログラムについて


のびのび働ける環境が札幌観光バスの魅力

インタビューを受ける若手運転士

憧れだったバス運転士の仕事に就くことができ、毎日が本当に楽しいです。現在20代の運転士は僕ひとりですが、先輩たちは話しやすい方ばかりで居心地が良いです。先日体調を崩してしまい、久しぶりに出社した時には、先輩運転士から「大丈夫か」と心配して声をかけてくれました。

困った時には気軽に相談できる環境にも、ずいぶん助けられています。特に印象に残っているのは、昨年12月に担当した「連行」での、チーフ運転士のサポートです。その日は僕にとって初めての連行乗務。チーフ運転士は1号車を担当し、僕は3号車を担当しました。無線を通して「今どの辺にいる?」「2号車の後ろ見えたか?」など、細かく様子を確認しながら走行してくれたため、安心して運転することかできました。

ホイールを磨く若手運転士

運転だけでなく、パーキングエリアなどでの休憩中に、運転士同士で雑談をするのも楽しい時間です。社内だけでなく、他社のバス運転士さんとも顔馴染みになって挨拶をしたり世間話をしたりするのも楽しいですし。とにかく、何をしても楽しいんですよ。

札幌観光バスでは、乗務員が“車輛を大切にしている”のも好きなポイント。皆さん自分の担当車をとてもキレイに保っています。僕はホイールを磨いている時間が至福のひとときなのですが、お気に入りの車輛でもある青いボディーの通称「アース 7」を磨いて、ピッカピカになったホイールを見てはひとりでニヤニヤしています(笑)。また、札幌観光バスの看板バスである通称「丹頂」も上品なボディーカラーで大好きです。

20代運転士のロールモデルとして。次世代に夢を繋ぎたい

バックミラーを確認する若手運転士

バスそのものも大好きですが、一番の喜びは、お客様から感謝を伝えていただいたとき。過去には海外のお客様から「ドライブナンバーワン!」と声をかけてもらったこともありました。バスでの時間を快適に、気持ちよく過ごしてほしいので、揺れやショックを与えない安定した走行をいつも心がけています。目標は坂井部長の運転です。本当にスムーズでブレがないんですよ。

もうひとつの目標は、僕のような20代のバス運転士を増やすこと。この仕事の魅力をより多くの人に伝えたいと思っています。

先日、小学校のスキー授業の送迎の際に、バスをぐるっと回して停めたら、子どもたちから歓声があがったんです。「バスってかっこいいんだぞ!」と思いながら、平常心を装うのに必死でした(笑)。自分が修学旅行でバス運転士に憧れたように、僕の姿をきっかけに、未来のバス運転士が生まれたらいいなと思っています。20代運転士のロールモデルとして、誰かの役に立つことができたら嬉しいですね。さらに札幌観光バスの仲間として、一緒に連行ができたら最高です!


人事コメント-免許取得支援制度について


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さっかんジャーナル編集部

日々お客様を全道各地へご案内する、札幌観光バスのスタッフによる編集チーム。
観光スポットや話題のグルメをはじめ、その地の達人から見聞きした小粋な話まで、とにかく情報量が豊富です。
皆さまのバス旅が楽しくなる&推しバスになってもらえるよう奮闘中!