コラム

意外と知らない、美瑛・青い池の秘密。季節や時間で変化する青の魅力とアクセスなどの基本情報

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その名の通り、水面が青く見える「青い池」は、富良野や美瑛を訪れたら一度は見ておきたいスポットです。不思議なほどに透き通るブルーが美しく、晴れた日には美瑛の自然が逆さまに映る景色も見られます。

この記事では、美瑛にある青い池の魅力と楽しみ方を詳しく解説。アクセスや訪れる際のマナーも紹介するので、お出かけ前にチェックしておきましょう。

この記事のポイント!
・青い池が“青い”のはコロイドの粒子に太陽が反射するから(諸説あり)
・ベストシーズンは晴れ間が多い5月中旬~6月下旬
・早朝は太陽が逆光して幻想的な雰囲気を楽しめる
・夜のライトアップが楽しめるのは11月~4月下旬

「青い池」がある北海道美瑛町ってどこ?

美瑛の青い池マップ

北海道美瑛町は、北海道のほぼ中心にある町です。旭川市と富良野市の中間に位置し、なだらかな丘が特徴の地形が広がり、676.78km²の面積の7割以上を山林が占めるほど自然に恵まれています。

美瑛の青い池に向かう国道

主要空港やJRなど交通手段が充実しているため、比較的アクセスしやすい町でもあります。車の場合は札幌から約2時間30分、旭川や富良野からは約40分とドライブにも丁度良い距離です。JRの場合は美瑛駅が観光の拠点となります。札幌駅から約2時間、富良野駅からは電車で約35分です。

飛行機で北海道入りする場合は、旭川空港が美瑛の最寄り空港になります。旭川空港からJR美瑛駅へは、「ふらのバス」で約15分とかなり近いので便利です。

住所北海道上川郡美瑛町白金
問合せ先0166-92-4321
(美瑛町商工観光交流課)
開放時間7:00~19:00
※5月と10月は~18:00、11月~4月は8:00~21:30
駐車場あり(500円)
参考サイト美瑛町観光協会

「青い池」はなぜ青い? 季節によって色は変わる?

美瑛の青い池(昼間)

青い池はその名の通り、透き通るような青色が印象的ですが、なぜ青いのかご存じでしょうか?さまざまな説がありますが、有力とされるのがコロイドという現象です。コロイドとは液体や気体などの中に小さな粒子が分散している状態で、美瑛川の水や「白金温泉」「白ひげの滝」からの温泉成分を含む水が混ざって生成されているそう。

このコロイドに太陽の光が当たると、粒子に反射した光が散乱し、青い光が見る人の目に届いて青く見えると言われています。

光の量や条件によって変わるため、季節や時間帯によって青さが変わるのも魅力です。明るく見えたり、ちょっと落ち着いた印象だったりするなど、見る時によって異なる景色を楽しめます。

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「青い池」のベストシーズンはいつ?

青い池らしいライトブルーの景色を見られるのは、5月中旬から6月下旬頃です。晴れる日が多く、強い日差しが降り注ぐので、きれいな青色が出やすくなります。風がほとんどなく、雨があまり降らないのも、美しいコバルト色が見られる理由です。

ベストシーズン以外でも、季節ごとに美しい景色を見られるので、どの時期に行っても楽しめます。春先は雪解け水が流れ込むことで、緑がかった色に。1年を通して緑色の青い池はあまり見られないので、ぜひ見ていただきたい景色です。

美瑛の紅葉と青い池

秋は木々が紅葉し、水面の青と葉のオレンジのコントラストが魅力。水面に反射した紅葉も見どころです。冬は木々に雪が降り積もり、池の青色とともに落ち着いた雰囲気の風景が広がっています。池の水面を雪が覆うこともあり、青い池ならぬ「白い池」が見られるかもしれません。

「青い池」はどの時間帯に見に行くのがおすすめ?

美瑛の青い池(昼間)

青い池の鮮やかな風景をありのまま目に収めたいなら、昼過ぎの時間帯がおすすめです。太陽の位置が高く、池に日差しが降り注ぐことで、コバルトに輝く姿が見られます。夕方になると日陰ができやすくなるので、13~14時がベストタイミングです。

幻想的な風景を見るなら早朝がおすすめ

幻想的な写真を撮影したいときは、朝方が狙い目。太陽の逆光で白っぽいフォトジェニックな写真を撮影でき、運が良ければ木々が反射した水面も見られます。朝は人が少ないので、空いている時間にゆっくり見たいときにもおすすめの時間帯です。

冬は夜のライトアップが見どころ

美瑛の青い池(冬の夜)

冬の青い池を楽しむなら、夜に行われるライトアップの時間帯がおすすめ。例年11~4月末まで毎日21時まで点灯しているので、ライトアップされた青い池を見に行ってみましょう。

青い池グルメやグッズもチェック!

美瑛の青い池の売店

青い池には売店があり、青い池ならではの食べ物やグッズを販売しています。青い池をイメージしたラムネ味の「青い池ソフト」や、美瑛牛乳とレモン味のジュレを合わせた「青い池プリン」は夏季限定です。爽やかな味わいの青い池ソーダや青い池煎餅などは、お土産としても人気があります。

美瑛の青い池ソフトクリーム
青い池売店の基本情報
住所北海道上川郡美瑛町字白金
問合せ先0166-94-3355
(道の駅びえい「白金ビルケ」)
営業時間9:00~17:00
定休日冬期
美瑛の道の駅

青い池グッズは、道の駅びえい「白金ビルケ」でも販売中。レストランや広場などもあるので、青い池とあわせてぜひ訪れてみてください。

道の駅びえい「白金ビルケ」の基本情報
住所北海道上川郡美瑛町字白金
問合せ先0166-94-3355
営業時間6~8月9:00~18:00
※9~5月は~~17:00
定休日年末年始

「青い池」を訪れる際の注意点とマナー

青い池には、毎日多くの観光客が訪れるので、あなたも周りの人も楽しめるようにマナーをしっかり守りましょう。池ということもあり、事故が起きないように安全に配慮することも大切です。

池の周りの柵を乗り越えてはいけない

美瑛の青い池(昼間)

青い池の周りには、安全に配慮して柵が設置されています。近くで見たい気持ちもありますが、万が一池に落ちると大きな事故になる恐れがあるので、柵の外から見ましょう。子供を連れて訪れるときは、子供が柵の内側に行かないように注意してください。

撮影や見学で場所を独占しない

青い池には多くの観光客が訪れるので、撮影のために場所を取ったり、長時間同じ場所にいたりすると、周りの人に迷惑がかかります。訪れた人全員が景色を楽しめるように、他の人の通行や撮影などの妨げになる行為はやめましょう。

ドローン空撮は禁止されている

空中から撮影された青い池

青い池では、ドローンを使用した撮影が禁止されています。飛行も禁止になっているため、ドローンでの空撮はできないことを理解しましょう。

まとめ

青い池はコバルトブルーの水面が美しい、美瑛町の観光スポットです。季節や時間帯によって異なる風景を見られ、いつ行っても新しい景色を楽しめます。

青い池らしい青色を見たい方は、夏の昼過ぎがおすすめ。普段とは違った景色を見たいときは、早朝や冬期のライトアップなどに訪れるとよいでしょう。観光客が多く訪れるので、マナーを守って素敵な景色を楽しんでみてください。

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