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異業種を経験。チャンスを掴んで再び夢に挑戦!学び続ける意欲が私の武器【さっかん社員インタビュー】

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札幌観光バス株式会社
運輸部運行課 運転士
2016年11月入社

成田 
OSAMU NARITA

プロフィールアイコン

北海道恵庭市出身。高校卒業後は食品関連会社に就職。千歳市や釧路市など全道各地を転勤しながら、法人営業として12年間勤めたのち、北海道観光の人材育成プログラムと出逢い札幌観光バスに入社。労働組合の執行部も担当している。

※所属部署・本記事記載内容は2023年3月時点のものです

未経験からバスの運転士へ。札幌観光バスで夢をカタチに

観光バスの運転士を目指そうと思ったのは、北海道観光を支える人材育成プログラムの募集を目にしたのがきっかけです。前職は飲料卸売業の営業職でしたから、完全に畑違いですね(笑)。もともと旅行や運転は大好きでしたし、観光業界にも興味はあったのですが、運転士になるには条件や資格が必要という認識があったので。この育成プログラムには7~8社が参画していたのですが、運転士免許の取得サポートを担っていた札幌観光バスを希望して現在に至ります。

社会人経験があったこともあり、わりとすぐに大型二種免許の取得にチャレンジすることになりましたが、きっちりと研修やサポートがあり、社内の仕事をさせてもらいながら免許を取得できたので有難かったですね。

ドライバーの仕事の様子-05

初めて担当したツアーは、言葉にならない緊張感

ドライバーの仕事の様子-02

大型二種免許取得後は、定員8名の小型バスの担当からスタート。研修当初から小型バス運転の意向を確認されていたので、いつ声をかけられてもいいように準備はしていました。先輩ドライバーが運転するバスに同乗して勉強したり、車両点検を近くで見学したり。それでもやっぱり、初日は緊張はしましたね。お客様8名を乗せてニセコへ行ったと思いますが、初めてお客様を乗せたときの緊張感たるや、言葉にできません。記憶もはっきりしないくらいです(笑)。

運転士として6年が経過し、今は気持ちに余裕が持てるようになりましたが、先輩運転士からは「運転がうまくなったと勘違いしてはダメだ」とよく言われます。自分も本当にその通りだと思っていて、“お客様が快適にバスの旅ができる”ことを一番に。初心を忘れず、日々テクニックを磨いているところです。

先輩運転士の背中を見て学ぶ。6年経った今も勉強中

運転士はそれぞれに、運転の向き合い方、スタイルがあります。業界未経験者だった自分は各運転士の良いところを取り込んでいこうと、先輩方を見て勉強してきました。心持ちやお客様への対応など学べることがたくさんあるんです。今でも自分は運転士として全然足りていないなと思っているので、まだまだ吸収していこうという気持ちです。

余談ですが、札幌観光バスには「今日の運転はどうだったか」と報告する習慣があります。車体を揺らさずに運転できたかなど、運転士の目線で自身を振り返ると満足できる日はそうありません。報告は自己申告なのですが、運転士同士でスキルを高めあえる良い習慣になっていると思います。

札幌観光バスのスタッフたち-02
ドライバーの仕事の様子-06

私は札幌観光バスが初めて勤務したバス業界の会社なので、運転士の仕事にしても、バスの整備ひとつとっても、うちのやり方がスタンダードになっていますが、他社の運転士さんと交流する機会に「札幌観光バスさんはそこまでやっているの?すごいね」と言われることがあります。誇らしいと同時に、質の高いバス会社で働けているんだなと実感できる瞬間です。

最近は団体旅行などでバスが数台連なって運行する「連行」のチーフを担当させてもらうことがありますが、連行では常に全車両が同じ時間に目的地に着く必要があります。全体の運行を考えて休憩をとる場所の指示を出したりするのが私の仕事ですが、普段から運転士同士のコミュニケーションも多い会社なので、こういった時には連携力の強さも感じられます。

一番大切なことは、お客様を安全にお連れすること

観光バスは予約がある限り、悪天候であってもバスを走らせなければならないことがあります。猛吹雪での運行は、北海道という立地ならではの苦労かもしれません。とはいえ、第一に大切なことは安全にお客様をお連れするすること。出来る限りツアーを止めることなく進めたいとう気持ちは乗務員もバスガイドも同じなので、その時は真剣に話し合って対応しています。

判断を間違えて途中で足止めされ車中泊なんてことは防がねばならないので、普段からバス運行に関する緊急時の前例や似たような過去の対応をよく調べるようにしています。それを参考に判断に細心の注意を払い、前例を思い返して柔軟な対応ができるように心がけています。

猛吹雪の運転イメージ

思っていた以上にお客様に感謝の言葉をいただける、素敵な仕事です

札幌観光バスのスタッフたち-01

バスドライバーになって驚いたことは、お客様に感謝されることです。思っていた以上に「ありがとう、楽しかったです」といっていただく機会があり、これは法人営業をしていた前職ではなかった経験。私たちが感動を与えなければならない立場なのですが、お客様から感動をいただいています。

「いつもは車酔いをするのに、今回のバスでは酔わなくて本当によかった」と言っていただくこともあり、その言葉を聞いてからは、いかにバスを揺らさずに運転できるかが自分の目標に。特に車線変更やブレーキのかけ方には細心の注意を払っています。車酔いには温度も重要です。温度調節もお任せください(笑)。


ある日の1日の英字見出し
運転士・成田さんのある日の1日


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さっかんジャーナル編集部

日々お客様を全道各地へご案内する、札幌観光バスのスタッフによる編集チーム。
観光スポットや話題のグルメをはじめ、その地の達人から見聞きした小粋な話まで、とにかく情報量が豊富です。
皆さまのバス旅が楽しくなる&推しバスになってもらえるよう奮闘中!