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地元バスガイドが厳選!札幌のおすすめ観光スポット55選

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名所をめぐり、名物料理を食べ、有名土産を買って帰るのが札幌旅の定番ですが、実際それが難しいのもまた札幌です。清々しい景色と自然、思いをはせるヒストリカルなスポット、全道各地から旬が集まる札幌グルメ・・・見どころ・食べどころが多いのです。数日の滞在やデイトリップならなおさら。札幌観光を200%楽しむコツは、下調べと事前の情報収集につきます。

そこで、日々お客様を乗せて各地を訪れる観光バス会社ならではの視点で、札幌の訪れるべきスポットを考察。スタンダードを抑えつつ、ちょっとローカルに。センスのいい札幌観光を教えます♪

札幌はどんな街?どう巡るべき?

北海道全体の約3割にあたる約196万人が暮らす札幌市は、東京・横浜・大阪・名古屋に次ぐ一大観光都市。空の玄関口・新千歳空港から車・バスで1時間ほどとアクセスも良く、全国各地から年間約780万人が観光を目的に訪れます(2021年度統計調査)。北海道の中心「道都」という都会でありながら、街中には自然が溢れ、少し足を延ばせば季節を映す絶景スポットや温泉が楽しめるのも魅力です。また、全道から地域の旬が集まる場所でもあるため、北の大地が育んだ味覚や独自の文化が生んだソウルフードも札幌市内で味わうことができます。

夏は平均25℃~27℃と冷涼な気候で、7~8月で30℃を越える日は1週間あるかないか。冬は平均-1.9℃で、一番寒い1月で最低気温が-7℃ほどです。北海道=雪のイメージで札幌を訪れるなら、「さっぽろ雪まつり」が開催される2月が降雪量のピーク。3月下旬には雪は少なくなります。

魅力的なスポット・グルメがいっぱいの札幌。すべて巡りたいのはやまやまですが、一度に周ろうとすると時間が足りず、一つひとつのスポットの良さを体験しきれません。札幌観光を存分に楽しむには、景色を楽しむ観光にするのか、食べ歩きをメインにするのか、テーマを1つ決めてモデルコースを作るのが大切です。本記事では、シーン別・目的別におすすめのスポットをピックアップしていますので、次の旅の参考にしてみてはいかがでしょう。

札幌らしい景色を眺めるなら、ここだと聞きまして

爽やかに札幌市内を一望する

都市部の街並みと豊かな緑が調和した、眺めの良いスポットが多い札幌。清々しい景色を楽しみたいなら、札幌ドームやさっぽろテレビ塔、羊ヶ丘展望台を訪れるのがおすすめです。いずれも展望台が設けられているので、晴れた日には、整然とした街並みと自然が融合した爽やかな景色を存分に楽しめます。関東圏と異なり、札幌市内はビル街や高層マンションがさほど多くありません。また、空気が澄んでいることもあって、遠くまで街並みがくっきりと見渡せるのも特徴です。

スキージャンプの目線から見る、四季折々の自然と街並み

1972年に開催された冬季オリンピック札幌大会の会場として有名な大倉山ジャンプ競技場。現在も、ジャンプ競技大会が数多く開催され、スキージャンプの聖地ともいえる場所です。 ジャンプ観戦はもちろん、大倉山展望台からの景色も人気。頂上にある展望ラウンジまで、ジャンプ台の高さと勾配を感じながら、約5分かけてリフトで移動していきます。緑を眺め風を感じながら、街並みを見られる気持ちの良いアトラクションとも言えるでしょう。

展望台からの景色は圧巻で、札幌ドームや北海道大学、石狩湾、山々、街並みとあらゆる札幌の美しい景色が目の前に広がります。ジャンプ競技選手が軽々と飛ぶノーマルヒルからの視点を、ビュースポットとして観光で楽しむというのもまたオツです。 ちなみに、同敷地内には「札幌オリンピックミュージアム」も併設。各大会の名シーンを写したパネル展示や歴代のメダルのレプリカが展示されているほか、3Dスクリーンを使用した冬季競技体験コーナーもあり、こちらもまた楽しいのでおすすめです。

【名称】大倉山展望台
【住所】北海道札幌市中央区宮の森1274
【アクセス】地下鉄円山公園駅からバスで約15分
【営業時間】8:30~21:00(11月~4月は9:00~17:00)
【定休日】4/1~13は整備点検のため休業
【リフト往復料金】大人1,000円、小学生以下500円、65歳以上800円
【電話番号】011-641-8585
【公式サイト】https://okurayama-jump.jp/

ジーンときてしまう夕暮れに思いを馳せる

どこかノスタルジックな気持ちに浸ることができる夕暮れの景色。沈みゆく太陽の儚い姿、暖かなオレンジに染められる街並みは、日々の悩みや不安をひと時忘れさせてくれるでしょう。そんなサンセットを眺められるおすすめスポットは、JRタワー展望室「タワー・スリーエイト」とノルべサの観覧車です。札幌夜景の名スポットとしても知られていますが、イチオシは夕方の時間なんです。眺めの良さが一番の理由ですが、ちょうどこの時間帯は混み合うことが少ないので、目の前の景色に没頭できますよ。

おすすめスポット

地上38階・高さ160mから望む、夕日に染まる札幌の街並み

タワー・スリーエイトは、地上38階のJRタワー展望室にあり、その高さは地上160m。北海道随一の高さを誇り、フロアからは360°のパノラマを楽しむことができます。
北側には小樽の街並みや石狩湾新港、東側には石狩川や夕張岳、南側には札幌ドームや藻岩山、すすきの、西側には円山や大倉山、北海道大学などが見えるので、目を向ける方角を変えるだけで、札幌の景色を丸ごと独り占め。
夕日に照らされる街並みや山々、海が、普段とは違った札幌の表情を見せてくれます。札幌を見下ろせる人気スポットから、美しいサンセットを一望しに行きませんか。

【名称】タワー38
【住所】北海道札幌市中央区北5条西2-5
【アクセス】JR札幌駅直結
【営業時間】10:00~22:00(最終入場21:30)
【定休日】なし
【料金】大人740円、中・高校生520円、小学生・幼児320円、3歳以下無料
【電話番号】011-209-5500

【公式サイト】http://www.jr-tower.com/t38

夜こそ一番キレイなとっておきスポット

札幌で夜景を楽しむなら、屋内ではなく、ぜひ屋外で。澄んだ北海道の空気を感じながら、目の前に広がる煌びやかな街並みを眺めていただきたいのです。都市部らしい整えられた街並みから放たれる明かりは、鮮やかで美しいのひと言。ビュースポットからは、昼とはまた違った札幌の一面が伺えますよ。特別な日はもちろん、旅の思い出にもぴったりな素敵な夜景をぜひ見に行ってみませんか。

知る人ぞ知る穴場スポットで、札幌の夜景を見渡す

幌見峠は、札幌で一面紫のラベンダーを見られるスポットとして有名。ラベンダー園が人気ですが、夜になると眺望の良い展望駐車場から夜に輝く札幌の市街地を一望できます。
ラベンダーの開花時期は、例年7月上旬~7月下旬。もちろんそれ以外の時期も夜景は素晴らしいのですが、ラベンダー越しに広がる街灯りにはやはり敵いません。旅行者には限定的な期間と場所ですが、かなり映えな写真を残すことができるので、一見の価値ありです。車の中から夜景を眺めることもできるので、少し時間をとって、ゆったり過ごすのが良いでしょう。市民でも少し分かりにくい場所にあるので、訪れる際は事前にマップの確認を。

【名称】幌見峠
【住所】札幌市中央区盤渓471-110
【アクセス】地下鉄円山公園駅から車で約10分
【営業時間】3:00~17:00(昼の部)、17:00~3:00(夜の部)
【定休日】例年、冬季は閉鎖
【料金】昼の部(3:00~17:00)500円、夜の部(17:00~3:00)800円
【電話番号】011-622-5167

【公式サイト】http://yumekoubousatou.com/yakei.htm

エモい1枚が撮れる場所を探して

歴史的建造物でみんなと差をつける

歴史的建造物には、長いヒストリーを感じる外観に加えて、見た目ではわからないたくさんの魅力があります。撮影した写真を見れば、紡いできた歴史やそこにあった思いに寄り添いながら、旅の思い出を振り返ることができるでしょう。札幌には、今の街並みになるまでに、長い歴史があり、歴史を今に伝える建物が多くあります。気になるスポットで、歴史を想いながら一枚撮ってみてはいかがでしょうか。

異国情緒漂う、開拓使がつくった日本最古の洋風ホテル

豊平館は、北海道の開拓を支えた開拓使が直営するホテルとして1880年に建築されました。木造ホテルとしては日本最古であり、明治、大正、昭和に天皇家が訪れたことでも知られています。1964年には、国の重要文化財に指定。これまで、隣接された公会堂が文化活動の発信地となり、中島公園内に移築されてから2011年まで結婚式場としても使われていました。
現在は館内の見学、コンサートや講演会向けのレンタルなどを行っています。館内は、古き良き洋風ホテルの雰囲気が残るクラシカルな空間。階段やカーテン、暖炉、シャンデリアなど、随所から異国情緒を感じられます。ぜひ1枚撮りたいのが、ウルトラマリンブルーといわれる美しい群青色で彩られた外観。宝石のひとつであるラピスラズリからつくられた色で、写真映えすること間違いなしです。

【名称】豊平館
【住所】北海道札幌市中央区中島公園1-20
【アクセス】地下鉄中島公園3番出口から徒歩約5分
【営業時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【定休日】第2火曜日(祝休日の場合は直後の平日)、年末年始
【料金】個人300円、団体(20人以上)270円、年間パスポート500円、中学生以下無料
【電話番号】011-211-1951

【公式サイト】https://www.s-hoheikan.jp

ほっこりする、レトロなスポット

新しくておしゃれなスポットも良いですが、今再注目されているのがどこか懐かしさのあるレトロなスポット。安心感のある雰囲気、風情のあるインテリアなど、レトロなカフェやお店で、食事やショッピングを楽しめるのも札幌の魅力です。
雰囲気を楽しむことはもちろん、エモい写真を撮影するのも楽しみのひとつ。お気に入りの場所を見つけて、素敵な写真も撮影してみましょう。

サッポロファクトリーの近く、永山記念公園内にあるカフェ。緑を基調とした歴史を感じる建物に、昭和レトロな雰囲気が漂うお店があります。インテリアや装飾などに昔ながらのデザインを感じ、しばしの間タイムスリップしたかのような、ちょっと優雅な時間を過ごせるでしょう。
メニューも、どこか懐かしさを感じます。ビーフシチューやたまごサンド、カレーなど、安心感のある美味しいメニューが揃います。甘党の方には、白あんを合わせたホイップたっぷりのあんクリームサンドがおすすめ。白あんやわらびもちと一緒にフルーツが入っていて、新しいフルーツサンドを体験できます。
ナガヤマレストの隣には、文化財に指定されている旧永山武四郎邸があり、無料で見学が可能。和洋折衷の館内は、当時の暮らしを思わせるノスタルジックな空間です。食事やお茶をした後に、ぜひ立ち寄ってみて。

【名称】和洋折衷喫茶 ナガヤマレスト
【住所】北海道札幌市中央区北2条東6-2
【アクセス】地下鉄バスセンター前駅から徒歩約8分
【営業時間】11:00~20:00(LO.19:00、ドリンクLO.19:30)
【定休日】第2水曜日、年末年始
【電話番号】050-5487-4507

【公式サイト】https://nagayamarest.gorp.jp/

ど定番と言われても、そこは行くでしょ

クラーク博士に会いに、ちょっとそこまで

今の北海道があるのは、クラーク博士の貢献があったからこそ。札幌農学校の初代教頭を務め、開拓の指導者を養成しました。意外にも札幌滞在は8ヵ月という短い期間でしたが、多くの影響を与え、北広島市の島松で「Boys, be ambitious.(青年よ、大志を抱け)」という言葉を残したことは北海道民なら皆さんご存じのはず。そんなクラーク博士の足跡が札幌各地に残っています。素敵な北海道の土台をつくったクラーク博士に会いに行ってみましょう。

実はクラーク博士が教育に取り組んだ場所、札幌のシンボル・時計台

札幌といえば、時計台を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。フォトスポットと思いがちですが、旧札幌農学校演武場という正式名称があるように、北海道開拓の指導者を育成するための学び舎でした。クラーク博士が初代教頭を務め、農業実習や人格教育などを教育に導入。優秀な卒業生を多数輩出し、札幌農学校の発展や北海道開拓の基礎を築きました。
館内は、資料館として整備されています。文化財や資料、映像展示、模型などがあり、当時の様子や開拓の歴史などを学べる施設です。そして、館内には金のクラーク博士像がありますよ。

【名称】札幌市時計台
【住所】北海道札幌市中央区北1条西2
【アクセス】JR札幌駅・地下鉄さっぽろ駅から徒歩約10分
【営業時間】8:45~17:10(入館は17:00まで)
【定休日】年始(1月1日~3日)
【料金】大人個人200円、高校生以下無料、大人団体(20名以上)180円
【電話番号】011-231-0838

【公式サイト】http://sapporoshi-tokeidai.jp/

市場で威勢のいい声が聞きたい

グルメの宝庫である北海道を体験するなら、近代的な公園で癒されるがおすすめ。海産物や肉、野菜、菓子、お酒などを扱うお店が軒を連ね、威勢の良い声が響きます。飲食できるお店も多く、活気ある市場でのグルメはより一層美味しく感じるはず。旬&新鮮&贅沢な海鮮丼をその場で味わうもよし、お土産に美味しい特産物を探すのもよし。札幌の市場で北海道が育んだ味覚を探しに行ってみましょう。

北の味覚が勢ぞろいする、活気ある市場

札幌市中央卸売市場 場外市場は、北海道の味覚が集まる市場。海産物店や精肉店、青果店、菓子店などが立ち並び、様々な北の幸が集まっています。
市場内には、食堂もいっぱい。海鮮丼やお寿司、定食、カレーなど、北海道の美味しい食材をたっぷり使ったグルメを堪能できます。市場は朝6時から、飲食店は朝7時から営業しているので、朝一番に訪れるのもおすすめです。札幌市内の一部ホテルには、朝食をここで楽しめる宿泊プランがあります。この場合、送迎バス付きのことが多いので、うまく活用してみてください。

【名称】札幌市中央卸売市場 場外市場
【住所】札幌市中央区北11条西21-1-7-214
【アクセス】地下鉄二十四軒駅5番出口から徒歩約7分
【営業時間】6:00~17:00(飲食店は7:00~)
【定休日】なし
【電話番号】011-621-7044

【公式サイト】https://www.jyogaishijyo.com/

自然はいつだって私を受け入れてくれる

ちょっと行き詰ったとき、気持ちがふさがっているときに、何も言わずに包み込んでくれるのが自然。果てしなく続く青空、雄大な緑は、圧倒的な包容力ですべてを受け入れてくれているはずなんです。札幌は自然と街並み、芸術がうまくミックスされている素敵な街。都会で緑のオアシスとなっている大通公園や、芸術と緑が融合した札幌芸術の森など、魅力的なネイチャースポットが数多くあります。

自然とアートが融合した、近代的な公園で癒される

世界的な彫刻家、イサム・ノグチ氏が設計に携わり、公園全体をひとつの作品として作り上げた総合公園。環状グリーンベルト構想という札幌に公園や緑地をつくる計画において、拠点として造成されました。
豊かな自然に囲まれるように、幾何学的な山、噴水、ガラスのピラミッド、屋外彫刻があり、自然とアートが調和した風景が魅力的です。展示会やコンサートなども開催されているので、開放的な空間でイベントを楽しむのもおすすめ。園内には、遊具も多く設置されているので、家族連れでも満喫できます。

【名称】モエレ沼公園
【住所】北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
【アクセス】札幌中心部から車で約30分
【営業時間】7:00~22:00
【定休日】なし
【電話番号】011-790-1231

【公式サイト】https://moerenumapark.jp/

明日も食べようかなと本気で悩ます札幌ローカルグルメ

シメではありません、むしろメインです

〆のグルメといえばラーメン? いいえ、札幌ではパフェなんです。ラーメンやスープカレー、スイーツなど、札幌にはたくさんのご当地グルメがありますが、今やパフェが締めの定番になりました。シメパフェ店がしのぎを削り、見た目も味も個性的なパフェが数多く生まれ、近年はメインとしてパフェを食べに来る人も増えているくらいです。気になるパフェ専門店を見つけて、こだわりのシメパフェ(夜パフェ)を堪能してみてくださいね。

美味しい食材で手作りする、心に刻まれるパフェ

すすきのの街の路地にたたずむパフェ専門店。料亭のような和を感じる佇まいの店内で、見た目も味も楽しめるパフェが提供されています。定番は、「ショコラとマンゴー」「塩キャラメルとピスタチオ」「豆と梅、ほうじ茶」「季節のフルーツ」の4種類。ソルベやフルーツは、旬や素材に合わせた味に仕上げています。年に数回提供される期間限定パフェもぜひいただきたいところ。
パフェと相性の良い、コーヒーやお酒も用意。お酒と合う生チョコレートやピクルス、がっつり食べられる自家製ビーフカレーライスなど、パフェ以外にも目移りするメニューがいっぱい。シメとは言わず、その日のメインにも訪れたい人気店です。

【名称】パフェ、珈琲、酒 『佐藤』
【住所】北海道札幌市中央区南2条西1-6-1 第3広和ビル1F
【アクセス】地下鉄すすきの駅から徒歩約6分
【営業時間】火~木18:00~24:00、金18:00~26:00、土13:00~26:00、日13:00~24:00
【定休日】月曜日
【料金目安】1,200円前後
【電話番号】011-233-3007

【公式サイト】http://pf-sato.com/

結局どこが美味しいの?札幌ラーメン問題

北海道グルメのひとつであるラーメンは、エリアによって特徴がかなり異なります。札幌ラーメンは、各地のラーメンにつながっていく元祖です。当初は、醤油味や塩味を出していましたが、味噌汁から着想を得て味噌ラーメンを考案し、札幌といえば味噌ラーメンと全国に知れ渡りました。味噌ラーメンを振舞っているお店は多く、使っている食材やトッピングはそれぞれ。どこで食べればよいか、なかなか決められないのが「札幌ラーメン問題」です。ということで、日々お客様とやりとりの多ガイド・ドライバーにおすすめラーメン店を聞き取り調査。すると、結果的にお客様から「教えて!」と要望の多いラーメン店も一致しました。そのお店がこちらです。

おすすめスポット

  • らーめん 信玄 南6条店

「すみれ」の系譜を引く、手間暇かけたこだわりの一杯

名店「すみれ」での修行を経て、2000年9月に創業した「麺屋 彩未」。豚ゲンコツや香味野菜などで炊き上げたスープは、コクとすっきりした後味が特徴です。中太縮れ麵がスープによく絡みます。北海道産豚肩ロースをじっくり煮込んだチャーシューは、肉々しい味わいながらも脂身が少なく、食べやすい仕上がりに。
メニューは、老若男女が楽しめるように、定番の味噌以外にも、醤油と塩もしっかりラインアップ。3種類の味噌をブレンドした特製味噌を使用した味噌ラーメンが人気。店主おすすめの辛醤油、シンプルであっさり食べられる塩など、個性があって美味しいラーメンが満載です。

【名称】麺屋 彩未
【住所】北海道札幌市豊平区美園10条5-3-12
【アクセス】地下鉄美園駅1番出口から徒歩約4分
【営業時間】火曜~水曜日/11:00~15:15、木曜~日曜日/11:00~15:15、17:00~19:30
【定休日】月曜日
【料金目安】850円~
【電話番号】011-820-6511

【公式サイト】https://www.menya-saimi.com/

ジン、ジン、ジンギスカ~ン♪

北海道といえばジンギスカンですが、1936年頃に飲食店が登場し、1956年に「松尾ジンギスカン」が創業されたことで、タレと一緒に味わう今のスタイルが定着していきました。家庭料理としても広がり、ジンギスカン鍋を使って、ジンギスカンと野菜をたっぷり味わえるローカルグルメとして全国的にも有名に。札幌には、こだわりのラム肉を提供するジンギスカン店がいっぱい。お店それぞれでこだわり抜かれた味付けや調理で、とっておきのジンギスカンをご堪能あれ。

おすすめスポット

  • 生ラムジンギスカン 山小屋

道民もうなずく、安全・安心なこだわりジンギスカン

札幌・すすきのに5店舗を構え、「よぞじん」という名前で親しまれているお店。契約農場から仕入れたラム肉、契約農家の野菜など、素材にこだわって安全・安心で美味しいジンギスカンを提供しています。
すすきの交差点前店は、すすきの駅から徒歩20秒ほどの好立地。3種の自家製ダレと厳選したジンギスカンを堪能できます。「6種ジンギスカン食べ飲み放題」や「プレミアムジンギスカン食べ飲み放題」が人気。札幌で過ごす夜は、夜空の下で「よぞじん」のジンギスカンを食べませんか。

【名称】夜空のジンギスカン すすきの交差点前
【住所】北海道札幌市中央区南4条西4 MYプラザビル10F
【アクセス】地下鉄すすきの駅2番出口から徒歩約2分
【営業時間】17:00~25:00(LO.24:30)
【定休日】なし
【料金一例】2種ジンギスカン食べ飲み放題4,280円
【電話番号】011-219-1529

【公式サイト】https://www.yozojin.com/

決め手は和風だし!旨みがスゴいスープとたっぷりの具材を召し上がれ

味わい深いスープが人気で、スープには秘密があります。豚骨や鶏、香味野菜など様々な食材でブイヨンをとり、仕上げに和風だしをプラス。天然素材から抽出しただしは、スープをまろやかに、旨みをたっぷり凝縮。植物系ハーブスパイスを使った秘伝のスパイス、五穀米をブレンドした道産ななつぼし、新鮮な道産野菜を使用し、素材からこだわり抜き、唯一無二のスープカレーを提供しています。
定番メニューは「やわらかチキンレッグと野菜」。ほろほろと柔らかいチキンレッグのほかに、じゃがいもや人参、ブロッコリーなどたっぷりの野菜が入っています。ライスの量はスモール、ミディアム、ラージの3種類、スープの辛さは1~40段階。お好みのメニュー、辛さ、ごはんで、とっておきのスープカレーをご堪能あれ。

【名称】スープカレーGARAKU
【住所】札幌市中央区南2条西2-6-1 おくむらビルB1
【アクセス】地下鉄大通駅から徒歩約3分
【営業時間】11:30~15:30(LO.15:00)、17:00~21:00(LO.20:30)
【定休日】不定休
【料金目安】1,090円~
【電話番号】011-233-5568

【公式サイト】https://s-garaku.com/

いつ訪れても楽しい、美しき花たちとの出会い

さくら、ふわり

北海道では、4月下旬から5月中旬にかけて桜が見頃を迎えます。札幌市内の桜の見頃は例年5月1日前後。エゾヤマザクラ、チシマザクラ、ソメイヨシノが北海道には咲きますが、札幌ではエゾヤマザクラが代表的です。冷涼な気候によって北海道のエゾヤマザクラは濃いピンクに染まり、美しい桜を見ることができます。札幌に春の訪れを知らせる桜。ぜひ名所で、お花見を楽しんでみませんか。

おすすめスポット

自然豊かな公園で見る、多彩な桜たち

敷地の約半分を森林が占める、手稲区にある広大な総合公園。ソメイヨシノやエゾヤマザクラ、チシマザクラ、ヤエザクラなど様々な桜が植えられていて、見ごろを迎えると公園の至るところで咲き始めます。ギョイコウという品種は、緑色の桜で、なかなかお目にかかれない桜です。
園内には、たくさんの自然があり、桜の見ごろを過ぎても、1年中景色を楽しめます。巨大な水路・カナールの両側にそびえるポプラ並木、背の高いシラカバ林など、自然に癒されたい方に嬉しいスポットばかり。芝生広場やバーベキュー広場など遊べる場所も多く、レジャーやアウトドアを楽しめる公園としても人気です。

【名称】前田森林公園
【住所】札幌市手稲区手稲前田591-4外
【アクセス】JR手稲駅から車で約10分
【定休日】なし
【電話番号】011-681-3940(受付9:00~17:00)

【公式サイト】https://www.sapporo-park.or.jp/maedashinrin/

時間を忘れ、紅葉にうっとり

札幌近辺で紅葉を見られるのは、例年10月中旬から下旬にかけて。夏に青々と茂っていた緑が赤や黄金に染まり、あっという間に美しい紅葉の世界へと様変わりします。札幌市郊外、中心部から車・バスで1時間ほどの定山渓が紅葉スポットとして有名ですが、市内には自然公園がいくつもあるので、それぞれに美しい紅葉を楽しめます。紅葉した風景は、息をのむ迫力があり、うっとりと浸ることができるでしょう。

ゴンドラから眺める、美しい紅葉グラデーション

ウィンタースポーツの時期を迎える前に、札幌国際スキー場に紅葉が訪れます。例年9月下旬から10月中旬にかけて、紅葉ゴンドラが稼働。片道15分をかけて、山麓からの紅葉のグラデーションを眺めながら、山頂を目指します。山頂からは、紅葉はもちろん、天気が良い日には石狩港や小樽港が見えることも。
期間中は、山頂カフェ「SKS INTERNATIONAL」や麓にキッチンカーがやってきます。山頂カフェの人気メニューは、低温殺菌ミルクを100%使用した、牛乳を飲んでいるかのような濃厚なソフトクリームです。センターハウスにはレストランやお土産コーナーなどもあるので、紅葉ゴンドラと一緒に楽しんでみましょう。

【名称】紅葉ゴンドラ(札幌国際スキー場)
【住所】札幌市南区定山渓937番地先
【アクセス】札幌中心部から車で約60分
【開催時期】2022年9月23日(金)~10月16日(日)
【営業時間】9:30〜15:30(上り最終乗車/15:00)
【料金】大人1,200円、小学生600円、シニア1,080円、団体(10名以上)大人1,080円/小学生540円
【電話番号】011-598-4519

【公式サイト】https://www.sapporo-kokusai.jp/

札幌でも温泉を楽しめるって本当?

豊かな自然に恵まれた定山渓温泉へ

誰が言ったのか、でもまさにぴったりな言葉に「札幌の奥座敷」という表現がある定山渓温泉。カルデラ湖や山々などがある支笏洞爺国立公園内に位置し、定山渓エリアには山岳や緑など豊かな自然が広がっています。四季を映す豊かな自然は、桜色、深緑、紅葉、白銀と情緒溢れる景色へと変化。温泉を楽しみつつ、まわりの景色をゆっくりと眺め、深呼吸。あぁ、心がするするとほどけていきます。

源泉100%かけながしの温泉と、名物インドカリー

日本でも珍しい源泉100%かけながしの湯を楽しめる温泉。温度調節や追い炊きなどの手を加えず、そのままのお湯が浴槽に注がれています。「美肌の湯」といわれ、お肌がしっとりすべすべになるそうです。露天風呂は、日本最大級の広さで、最大200人が一度に入浴できるほど。定山渓に広がる大自然を眺めることができ、ライトアップされた夜には幻想的な空間も楽しめます。
豊平峡温泉の名物は、試行錯誤を重ねて完成したインドカレーとナン。ふわふわのナンとスパイスたっぷりなカレーの相性が抜群で、お風呂上りの温泉めしにぴったりです。江丹別産のそばの実を使った十割そばや新鮮な生ロースジンギスカンも人気。温泉と一緒に、ぜひグルメも堪能してみてくださいね。

【名称】豊平峡温泉
【住所】北海道札幌市南区定山渓608−2
【アクセス】札幌中心部から車で約45分
【営業時間】入浴利用時間/10:00~22:30、レストラン/インド料理11:00~21:00、和食/11:00~20:00(14:00~17:00は中休み)
【定休日】なし
【料金】大人1,000円、こども500円
【電話番号】011-598-2410

【公式サイト】https://hoheikyo.co.jp/

「温泉」と呼んで間違いない札幌都心温泉

近年、札幌市内には温泉や大浴場を備えたホテルが続々と登場しています。しかし、札幌市内中心部で源泉がひけるのは限られた場所だけ。地方から温泉を運んできた汲み湯や温泉“風”というところも中にはあるのです。日本きっての温泉地・北海道に来たのであれば、札幌滞在でも温泉を楽しみたいという人も多いはず。ということで、上質な湯と空間でしばし休息ができるホテルをピックアップ。見所の多い札幌はアクティブな滞在になることが想定されるので、「温泉」のあるホテルで夜は身体を休めて。

街並みを望む、高層階スパでのリラクゼーション体験

JRタワーホテル日航札幌は、2023年5月31日に開業から20周年を迎える、歴史あるホテル。札幌駅から直通しているため、徒歩3分でアクセスでき、観光や出張など札幌を訪れる多くの人に愛されています。
ホテル22階にあるスカイリゾートスパ「プラウブラン」には、札幌駅温泉という源泉が湧く天然温泉があります。男女共通で天然温泉風呂やフィンランドスパなどが備わり、男性スパにはマイナスイオンスチームサウナ、女性スパにはリラクゼーション効果の高いマッサージバス「カルニアアイル」やテルマリウムサウナも。高層からの眺めはお風呂からも見えるので、景色を楽しみながら入浴できます。お風呂上りは、リラクセーションラウンジにあるリクライニングチェアでくつろぐのがおすすめ。

【名称】JRタワーホテル日航札幌
【住所】北海道札幌市中央区北5条西2-5
【アクセス】JR札幌駅・地下鉄さっぽろ駅から直通(徒歩約3分)
【営業時間】12:00~23:00(最終入館22:30)、翌朝6:00~9:00(最終入館8:30)
【定休日】なし
【料金】スパ入浴料 2,960円
【電話番号】011-251-2222

【公式サイト】https://www.jrhotels.co.jp/tower/

本気買い、そして本気食い

豊富なラインアップと店舗限定品を求めて

札幌を存分に楽しむなら、お買い物も外せません。観光スポットの多くでは、北海道の特産品やそこにしかない限定商品が揃っています。名所ならではのグッズや食べ物は、一番の思い出になり、自宅に帰ってからも旅の余韻に浸ることができます。せっかくなら、雰囲気のあるお店でお土産選びはいかがでしょう。

お菓子のテーマパーク、白い恋人パークへようこそ

北海道銘菓「白い恋人」を製造する石屋製菓が運営するテーマパーク「白い恋人パーク」。お城のような建物とガーデンがゲストを迎え、メルヘンチックな世界に誘います。館内では、「白い恋人」の製造ラインを見学したり、「チョコトピアハウス」でチョコレートの歴史をプロジェクションマッピングで知ったりできるなど、お菓子を楽しく学べるエンターテインメントが満載です。
お買い物をするなら、館内の「ショップ・ピカデリー」へ。ここだけの限定商品を取りそろえ、気になるお菓子やお土産が見つかるはず。「白い恋人」の缶に思い出の写真を入れられるサービスも人気で、「フォトショップ・メメント」で受け付けています。
体験派の方には、お菓子づくりにチャレンジするのがおすすめ。「スタディベース・カカオポッド」ではチョコレートのテイスティング、「スイーツワークショップ・ドリームキッチン」ではお菓子づくりができるので、ぜひ体験してみてくださいね。

【名称】白い恋人パーク
【住所】北海道札幌市西区宮の沢2-2-11-36
【アクセス】地下鉄宮の沢駅から徒歩約7分
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】なし
【電話番号】011-666-1481

【公式サイト】https://www.jrhotels.co.jp/tower/

三大勢力が猛威を振るう回転寿司戦争

北海道グルメといえば、豊かな海で育まれる魚介類を使ったお寿司。名店ではもちろんのこと、回転寿司店でも美味しいお寿司を食べられます。覇権を争っているのは、トリトン、なごやか亭、根室花まるの3店。どこでもこだわりのお寿司を食べられますが、どこが一番美味しいのか気になりますよね。三大寿司店、ピックアップ店をチェックしていきましょう。

仕入れからこだわり、「最高に旨い一貫」を提供

北海道No.1の寿司を目指して、「最高に旨い一貫」を追求。毎朝市場で水揚げされた海産物を熟練の目で確かめ、「これこそは!」という素材だけを仕入れ、すぐに店舗に配送します。店に到着した素材を、寿司職人の確かな技術で仕込み。その日の状態に合わせて、さばき方や味付けを調整し、「トリトン」だからこそできる味を実現しています。
提供される寿司の味は、職人やスタッフの笑顔やおもてなしで何倍にもアップ。活気のある店内で、仕入れからこだわった寿司を食べられるのはトリトンの魅力です。豊平店は、地下鉄「学園前駅」から徒歩2分。駐車場も完備しているので、車でも気軽に来店できます。

【名称】トリトン 豊平店
【住所】北海道札幌市豊平区豊平4条6-1-10
【アクセス】地下鉄学園前駅から徒歩約2分
【営業時間】11:00~22:00(LO.21:30)
【定休日】なし
【電話番号】011-817-7788

【公式サイト】http://toriton-kita1.jp/shop/toyohira/

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さっかんジャーナル編集部

今回ご紹介した以外にも、札幌には数えきれないほどの名所やグルメスポットがあります。
意外に広い札幌を隅から隅まで回るのは大変ですが、観光バスツアーであれば効率的にめぐることができますよ。札幌と小樽観光とセットになった札幌周遊ツアーや、最終日まで遊びつくせる新千歳空港降車のツアーも人気。ツアーによってはバスガイドが乗車しますので、札幌の観光情報と車窓からの景色が一緒に楽しめ、移動も充実の時間になるはず。